10年遅れる日本の健康情報、無添加時代はもう目の前。

 

日本の健康情報が世界のトレンドに対して遅れを取っていることに気づいているでしょうか?

特に「無添加」という健康志向が世界で注目を集めているなか、日本はその潮流に乗り遅れていると言われています。

しかし、今まさに「無添加時代」が日本にも本格的に到来しようとしています。

 

世界の健康トレンドに遅れる日本

欧米を中心に、無添加食品やオーガニック製品の需要は年々高まっています。

消費者は、自分や家族の健康を守るために、人工的な添加物が含まれていない食品を選ぶ傾向が強まっています。

 

例えば、アメリカやヨーロッパでは、スーパーの棚には「無添加」や「オーガニック」とラベル付けされた製品が溢れ、日常的に選ばれる選択肢となっています。

アメリカは医療費が高額で、医療保険の自己負担額が高く、簡単に病院に行けません。

そのため、普段から健康的な食生活を心がけている人が多いので、米国民の約80%がオーガニック食品に関心があるというデータもあります。

 

一方で、日本では、添加物に対する消費者の意識はまだ十分に高まっているとは言えません。

健康情報が流通する中で、無添加食品の重要性に焦点が当てられることは少なく、消費者の選択肢も限られています。

 

無添加時代の到来

しかし、日本でも徐々に無添加食品への関心が高まっています。

その背景には、健康志向の高まりと、添加物に対する不安が増していることが挙げられます。

特に、家族の健康を守るために、安心して食べられる食品を求める声が増えています。

 

また、無添加食品メーカーが国内でも増えつつあり、製品ラインナップも充実してきました。

これにより、消費者が無添加食品を手軽に手に入れることができる環境が整いつつあります。

 

農林水産省では「国産有機サポーターズ」という取り組みが行われており、

首都圏を中心に展開するオーガニック専門店、ビオセボンでは、2021年からECサイトでの販売をスタートしたりと、

オーガニックの普及にむけて動きが見えてきています。

 

無添加食品のメリット

無添加食品を選ぶことには多くのメリットがあります。

 

第一に、人工的な添加物を避けることで、長期的な健康リスクを減らすことができます。

例えば、保存料や着色料、甘味料などは、摂取しすぎることで健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

第二に、無添加食品は自然の風味や栄養素をそのまま楽しむことができるため、食事の質が向上します。

食べ物本来の美味しさを味わうことで、満足感が高まり、健康的な食生活をサポートします。

そして何よりその形が自然体だと筆者は考えます。

 

無添加食品の選び方

無添加食品を選ぶ際には、パッケージのラベルをしっかり確認することが重要です。

「無添加」と明記されている製品でも、具体的にどの添加物が使用されていないのかを確認することが必要です。

「無添加」表記があっても食品表示を見たら添加物が入っていた、ということも多々あります。

 

最近「無添加」の規制が緩和されたこともあり、今後さらにチェックが必要です。

また、信頼できるブランドや製造元を選ぶことも大切です。

 

さらに、加工食品だけでなく、できるだけ生鮮食品やオーガニック食品を取り入れることで、無添加の食事を実現できます。

魚だと養殖よりも天然を選ぶ、だとか

お肉は外国産は飼料にホルモン剤や遺伝子組換えが含まれている可能性が高いため

できるだけ国産を選ぶ、など少しの工夫でリスクは回避することができますよ。

 

まとめ

日本の健康情報は世界に比べて遅れていると言われていますが、無添加時代は確実に到来しています。

無添加食品を積極的に選び、日常の食生活に取り入れることで、健康を守り、より良い生活を送りましょう!

 

ライター

管理栄養士 Ayako

グラノーラ専門レシピ研究家/管理栄養士 無添加・オーガニックにこだわったグラノーラの開発と普及を目指す、グラノーラ専門のレシピ研究家。管理栄養士としての知識と経験を活かし、健康志向の高いオリジナルのグラノーラを開発。現在は、オーガニックグラノーラを使用した多彩なレシピの開発に情熱を注いでおり、健康的でおいしい食生活を提案。グラノーラを通じた新しいライフスタイルの推進に貢献。
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