オフィスおやつに砂糖入りは危険?!管理栄養士が解説
- オフィスおやつとして砂糖入りの食品はなぜ危険?
オフィスでの仕事中に手軽に食べられるおやつは、エネルギー補給や気分転換に最適です。
しかし、砂糖が多く含まれるおやつを選ぶと、逆に集中力や生産性を低下させる原因になるかもしれません。
管理栄養士の視点から、オフィスおやつとして砂糖入りの食品がなぜ危険なのか、その理由を詳しく解説します。
- 砂糖入りおやつが体に与える影響
砂糖を多く含む食品は、血糖値を急激に上昇させます。
その結果、一時的にエネルギーが増加し「砂糖ハイ」状態になることがありますが、その後は急激な血糖値の低下が訪れます。
この急降下により、エネルギーが一気に減少し、眠気や集中力の低下、イライラを感じやすくなります。
これは「血糖値スパイク」と呼ばれる現象で、頻繁に経験することで体にも悪影響が及びます。
- 仕事のパフォーマンスへの悪影響
仕事中に砂糖を摂取すると、一時的には覚醒感や元気を感じますが、長時間の集中力維持には逆効果です。
砂糖の過剰摂取によって引き起こされるエネルギーの急激な変動は、結果的に生産性の低下やミスの原因にもつながりかねません。
また、疲れを感じたときに砂糖入りのおやつを選ぶと、繰り返し「砂糖ループ」に陥り、依存的な行動パターンを作り出してしまうリスクもあります。
- オフィスでおすすめのおやつとは?
砂糖の代わりに、血糖値の安定をサポートするおやつを選ぶことが重要です。
以下は管理栄養士が推奨するオフィスでの健康的なおやつの例です。
ナッツ類
健康的な脂肪やタンパク質が含まれ、満腹感を得られます。
フルーツ
自然な甘みがあり、ビタミンやミネラルが豊富。バナナやリンゴなどが手軽に食べられます。
無添加のドライフルーツ
砂糖を加えていないものを選び、食物繊維をしっかり摂取しましょう。
オートミールバーや全粒穀物のクラッカー
低GI食品で、血糖値を緩やかに上昇させます。
エネルギーをしっかり補給できるため頭の疲労回復に役立ち、さらに集中力のUPに繋がります。
おにぎり
日本人の文化に合った米を使用した間食なので体にも馴染みやすいです。
エネルギー補給がしっかりとできるため疲労回復、集中力UPに役立ちます。
筆者のオススメはオートミールバーやおにぎりなどのエネルギー源になるものを摂って
ナッツやフルーツなどのビタミン・ミネラル良質な脂質を補助的に摂取することです。
そうすることで、疲労の原因であるエネルギー不足を解消しながら、それを吸収するための微量栄養素も同時にとることで
より効率よく疲労回復ができ、それが満足感につながるからです。
- 砂糖入りおやつの代替策
砂糖の過剰摂取を避けるためには、日常的に健康的なおやつの選択を意識することが大切です。
オフィスに常備するおやつを事前に計画し、砂糖を控えた選択肢を揃えることで、仕事中のエネルギーバランスを安定させましょう。
また、飲み物に含まれる砂糖にも注意が必要です。
コーヒーや紅茶に加える砂糖を減らす、またはハーブティーに切り替えることで、余計な糖分をカットできます。
- まとめ
オフィスおやつとして砂糖入りの食品は、一時的なエネルギー供給には役立つかもしれませんが、長期的には健康と仕事のパフォーマンスに悪影響を与えます。
ぜひ本記事を参考に、健康的で集中力を維持できるおやつを選びをしてみてくださいね。