歴史上のベジタリアンたち~その思想と影響~

ベジタリアンは現代のトレンドとして注目されていますが、実は古くから多くの歴史的な人物がベジタリアンとして知られています。
彼らは、宗教的、哲学的、倫理的な理由から肉食を避け、植物中心の食事を実践していました。
今回は、歴史上の著名なベジタリアン人物とその背景についてご紹介します。
- ピタゴラス(紀元前570年頃 – 紀元前495年頃)
古代ギリシャの数学者として知られるピタゴラスは、ベジタリアニズムの先駆者です。
彼は「ピタゴラスの定理」で有名ですが、同時に動物の命を尊重し、肉食を避ける倫理的な生活を推奨していました。
彼の教えは「ピタゴラス主義」と呼ばれ、弟子たちにも動物性食品を避ける生活を奨励しました。
この思想は現代のベジタリアニズムに強い影響を与えています。
- レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年 – 1519年)
COURRIER より引用
ルネサンス期を代表する芸術家であるレオナルド・ダ・ヴィンチもベジタリアンでした。
彼は動物愛護の視点から肉食を拒否し、動物に対する深い敬意を持っていました。ダ・ヴィンチは、自らの食生活を通じて生命の尊さを実践し、その思想は彼の芸術や哲学にも反映されています。
- マハトマ・ガンディー(1869年 – 1948年)
Live and learn より引用
インド独立の父と称されるマハトマ・ガンディーは、非暴力主義を信条とし、その一環としてベジタリアン生活を実践しました。
ガンディーは、動物の命を奪うことを拒み、植物中心の食生活を通じて倫理的な生き方を追求しました。
彼の影響力はインド国内にとどまらず、世界中に広がり、多くの人々が彼の思想に共感し、ベジタリアニズムを取り入れています。
- トルストイ(1828年 – 1910年)
ロシアの文豪レフ・トルストイも、ベジタリアンとして知られています。彼はキリスト教の教えと道徳観から、動物の命を奪うことに対して強い反感を持ち、肉食を拒否しました。
トルストイは、その著作や講演を通じて、ベジタリアニズムの倫理的側面を訴え、後の世代に大きな影響を与えました。
- アルバート・アインシュタイン(1879年 – 1955年)
CITY magazine より引用
20世紀を代表する物理学者アルバート・アインシュタインも、晩年にベジタリアン生活を実践しました。
彼は動物福祉と環境保護の観点から肉食を避けるべきだと考え、自身の食生活を見直しました。
アインシュタインは「人間の健康と地球の保全のためには、ベジタリアン生活が最適だ」と語り、その科学的知見と道徳的立場から多くの人々に影響を与えました。
ベジタリアン思想の進化と現代への影響
これらの歴史的な人物たちの思想や行動は、現代のベジタリアン運動に大きな影響を与えています。
彼らの理念は、動物愛護や環境保護、そして人間の倫理的な生活のあり方について考えるきっかけを提供し、ベジタリアニズムが一過性のトレンドではなく、長い歴史に裏打ちされた思想であることを示しています。
その証拠に現代でもたくさんのベジタリアンの著名人が存在していますよね。
ちなみに日本でも鎖国を実施した3代将軍の徳川家光の時代では今で言うベジタリアンな食生活が日本全体で行われていたと言われています。
魚はたまに食べていたと思われますが、150年もの間肉食はタブーでした。
ベジタリアン生活が続いたこの期間の日本人は、海外からきた異国人から驚かれるほどの体力や筋力をもちあわせていたそうで
その食生活が日本人の潜在能力を存分に発揮していたということが実証されています。
まとめ
歴史を通じて、多くの偉大な人物たちがベジタリアン生活を選び、その思想を広めてきました。
彼らの理念は、現代の私たちにも重要な示唆を与えてくれています。
食生活の選択は単なる個人的な好みを超え、社会や地球全体に影響を及ぼすものであるという視点を持つことが、これからの持続可能な未来への第一歩となるのでしょう。