グラノーラが流行っている地域はどこ?統計データを用いて解説

グラノーラが流行っている地域はどこ?統計データを用いて解説

グラノーラがとくに根付いているのは、発祥の地である北米と、オーツ麦を使う朝食の文化が長いヨーロッパ、そしてオーツ麦の一大産地であるオセアニアです。アジアでも、ヨーグルトや豆乳と合わせる食べ方とともに広がってきました。

なお、「世界でいちばんグラノーラを食べている国」を決める、国別に比べた公的な消費量ランキングは見当たりません。「人口あたりの消費量はスイスや北欧が上位」といった話を見かけることがありますが、国際機関や各国の政府の統計で、グラノーラだけの国別消費量を比べたものは確認できませんでした。そこでこの記事では「No.1の国」を決めつけず、国連食糧農業機関(FAO)が公開している主原料・オーツ麦の生産統計と、それぞれの地域の食の歴史から、グラノーラが親しまれている地域を読み解きます。

統計で見ると、オーツ麦はどこで多く作られている?

グラノーラの主な原料はオーツ麦(えん麦)です。FAOの統計データベース「FAOSTAT」によると、2024年のオーツ麦の生産量は次のとおりです。

国生産量(2024年)
カナダ約340万トン
ロシア約300万トン
ポーランド約160万トン
オーストラリア約130万トン
フィンランド約120万トン
ブラジル約110万トン
世界全体約2,240万トン

上位には北米・ヨーロッパ・オセアニアの国が並びます。生産量が多いことは、そのまま消費量が多いことを意味するわけではありませんが、オーツ麦が身近な穀物である地域の目安にはなります。

北米:グラノーラはどこで生まれた?

グラノーラのルーツはアメリカにあります。1863年、ニューヨーク州ダンズビルでジェームス・ケイレブ・ジャクソンが「グラニューラ」を作ったのが始まりとされ、その後ジョン・ハーヴェイ・ケロッグが似たシリアルを「グラノーラ」と名付けました。

1960年代にはドライフルーツやナッツを加えた今の形が広まり、1970年代には大手食品メーカーも次々と商品化しました。

アメリカではどう食べられている?

  • ヨーグルトや牛乳をかける朝食として
  • バータイプにした軽食(グラノーラバー)として
  • アイスやデザートのトッピングとして

朝食からおやつまで、暮らしのさまざまな場面に溶け込んでいるのが北米の特徴です。

ヨーロッパ:ミューズリーの文化とどうつながる?

ヨーロッパには、1900年ごろにスイスの医師マクシミリアン・ビルヒャー=ベンナーが、チューリッヒの自分の療養所で出す食事として考案した「ミューズリー」という、オーツ麦を使った朝食の文化があります。いまでもスイスでは、ミューズリーをヨーグルトや果物と合わせて楽しむ食べ方が親しまれており、ヨーロッパの他の国々にも広がりました。

グラノーラとミューズリーはどう違う?

グラノーラミューズリー
生まれた国アメリカスイス
主な材料オーツ麦などの穀物、ナッツ、ドライフルーツオーツ麦などの穀物、ナッツ、果物
作り方甘みや油を加えて香ばしく焼き上げることが多い焼かずに、牛乳やヨーグルトでふやかして食べることが多い
食感カリッ、ザクッしっとり、やわらか

どちらも「穀物を中心に、ナッツや果物を合わせた朝ごはん」という点はよく似ています。

北欧ではオーツ麦をどう食べている?

北欧の朝ごはん

オーツ麦のおかゆ(ポリッジ)は、イギリスやドイツ、北欧の国々で伝統的に食べられてきた料理です。デンマークの歴史家は、おかゆを北欧で最も古い食事のひとつとして記録しています。オーツ麦を朝ごはんに取り入れる習慣が古くからあるため、オーツ麦を使ったグラノーラやミューズリーも、こうした国々の食卓になじみやすいと考えられます。

また、スウェーデン食品庁の食事ガイドラインは、パンやシリアルなどは全粒穀物のものを選ぶようすすめています。オーツ麦を使った朝食は、こうした食習慣になじみやすい存在と言えるでしょう。

オセアニア:「グラノーラ」はどれくらい身近?

オーストラリアは、表のとおり世界有数のオーツ麦の産地です。

オーストラリアとニュージーランドでは「Granola」が一部企業の商標として登録されてきましたが、2012年のオーストラリア連邦裁判所の判決では、「グラノーラ」はすでに一般的な言葉になっていると判断されました。それだけ、日常の食べ物として浸透していることがうかがえます。

アジア:日本ではどう楽しまれている?

日本を含むアジアでは、ヨーグルトや牛乳に加えて、豆乳と合わせるなど地域の食生活に合わせた食べ方が見られます。和の素材を使ったものや、甘さ控えめの商品もあり、選択肢が広がってきました。

筆者の住む関西では「たこ焼きフレーバー」のグラノーラを見かけたこともあります。甘いものが苦手な方には、おつまみ感覚で楽しめそうですね。

2960グラノーラの原材料は?

私たち2960グラノーラ(大阪)は、有機オートミールに、有機アーモンド・くるみ・マカダミアナッツ・カシューナッツ、京都産有機玄米、有機クランベリーや有機クコの実などを合わせています。甘みは主に蜂蜜でつけています。1食約30gで132.5kcalが目安です。

まとめ

  • 国別にグラノーラの消費量を比べた公的なランキングは確認できず、「No.1の国」は決められない
  • グラノーラは1860年代のアメリカ生まれで、北米では朝食から軽食まで幅広く食べられている
  • ヨーロッパには1900年ごろスイスで生まれたミューズリーの文化や、北欧のオーツ麦のおかゆの伝統があり、全粒穀物をすすめる食事ガイドラインもある
  • FAOSTATでは、カナダ・ロシア・ポーランド・オーストラリア・フィンランドなどがオーツ麦の主な産地
  • アジアでは豆乳と合わせるなど、地域に合わせた食べ方が広がっている

地域ごとに食べ方はさまざまです。いろいろな国のスタイルを参考に、自分好みのグラノーラの楽しみ方を見つけてみてください。

参考

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2960グラノーラ

管理栄養士が配合を監修したグラノーラです。原材料・栄養成分は商品ページでご確認いただけます。

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