無添加グラノーラとSDGs:持続可能な未来のため

「無添加グラノーラはSDGsに貢献するの?」という疑問への答えは、「無添加であること自体は、環境や社会への貢献を意味しない」です。「無添加」はあくまで特定の食品添加物を使っていないという意味で、農薬の使い方や生産者の働き方、CO2排出量とは別の話です。SDGsの視点で食品を選ぶなら、原材料の育て方、表示の確かさ、食べ切る工夫といった点を一つずつ確かめることが大切です。
SDGsとは?

SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に掲げられた国際目標です。2030年までの17の目標と169のターゲットで構成されています。
食べものと関わりの深い目標には、次のようなものがあります。
- 目標3「すべての人に健康と福祉を」
- 目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
- 目標12「つくる責任、つかう責任」
- 目標13「気候変動に具体的な対策を」
「無添加」とはどういう意味?

「無添加」「不使用」は、食品添加物を使っていないことを示す任意の表示です。消費者庁は2022年3月に「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」を定め、何が無添加なのか分からない単なる「無添加」表示や、「無添加だから体に良い」「無添加だから安全」といった表示は、誤認を招くおそれがあると示しています。
厚生労働省によると、食品添加物は食品安全委員会による安全性の評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って使用が認められています。「無添加」は、好みや食べ方に合わせて選ぶための情報の一つ、と考えるのが自然です。
SDGsの視点で、グラノーラの何を見ればいい?
「無添加」と、SDGsに関わる取り組みは別物です。目標ごとに、確かめたいポイントを整理しました。
| SDGsの目標 | 確かめたいこと | 「無添加」で分かるか |
|---|---|---|
| 目標12 つくる責任、つかう責任 | 原材料の生産方法、食べ切れる量か | 分からない |
| 目標13 気候変動対策 | 企業が公表している環境への取り組み | 分からない |
| 目標5 ジェンダー平等 | 生産者の労働環境についての情報開示 | 分からない |
| 目標3 健康と福祉 | 栄養成分表示、1食あたりの量 | 分からない |
原材料の育て方は?(目標12・13)

原材料の育て方を知る手がかりの一つが「有機JASマーク」です。農林水産省は、有機JASマークを「農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本として自然界の力で生産された食品」を表すものと説明しています。有機JASマークのない農産物や加工食品に「有機」「オーガニック」と表示することは、法律で禁止されています。
農林水産省は、生産力の向上と持続性の両立を目指す「みどりの食料システム戦略」も進めています。気候変動への影響は、原料の産地や輸送、包装などで変わります。気になる方は、メーカーが公表している情報を確かめてみてください。
食べ切る工夫は?(目標12)

家庭でできる取り組みとして、食品ロスを減らすことがあります。食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことです(農林水産省)。グラノーラは、次のような工夫で無駄なく楽しめます。
- 初めての方は、少量サイズから試してみる
- 開封後は袋の口をしっかり閉じ、湿気を避けて保存する
- ヨーグルトやサラダ、おやつなど、食べ方を広げて使い切る
生産者や地域のことは?(目標5)

ジェンダー平等や公正な労働環境は、とても大切なテーマです。ただし、「無添加」かどうかとは関係ありません。生産者や地域への配慮は、企業ごとの取り組みや情報開示を見て判断しましょう。
健康との関わりは?(目標3)

健康的な食生活の基本は、特定の食品よりも、主食・主菜・副菜をそろえた食事全体のバランスです。グラノーラを取り入れるときは、栄養成分表示で1食あたりのエネルギーなどを確かめましょう。食物アレルギーがある方は、必ず原材料表示を確認してください。
2960グラノーラの原材料について
2960グラノーラは、有機オートミール、有機アーモンド、有機くるみなど、原材料の多くに有機原料を使っています。甘みは主に蜂蜜で、玄米ポンには北海道産てんさい糖を使用しています。酸化防止剤としてローズマリー抽出物とビタミンEを使っています。原材料はすべて商品ページで公開していますので、選ぶときの参考にしてください。
まとめ

- 「無添加」は食品添加物を使っていないという意味で、環境や社会への貢献を示すものではありません
- 「無添加だから安全・体に良い」という考え方は、消費者庁のガイドラインでも誤認のおそれがあるとされています
- SDGsの視点で選ぶなら、有機JASマークなどの原材料の情報、企業の情報開示、食べ切る工夫に目を向けましょう
毎日の朝ごはんも、小さな選択の積み重ねです。表示を確かめながら、自分に合ったグラノーラを楽しんでください。
参考
- 国際連合広報センター「2030アジェンダ」 https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/
- 消費者庁「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」(令和4年3月30日) https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/assets/food_labeling_cms201_220330_25.pdf
- 厚生労働省「食品添加物」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/index.html
- 農林水産省「有機食品の検査認証制度」 https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html
- 農林水産省「みどりの食料システム戦略」 https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html
- 農林水産省「食品ロス・食品リサイクル」 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/index.html





