糖尿病の方のおやつ、どう選ぶ?血糖値が気になるときの選び方と食品リスト

糖尿病の方のおやつ、どう選ぶ?血糖値が気になるときの選び方と食品リスト

糖尿病の方でも、おやつ(間食)を楽しむことはできます。ただし「いくら食べても大丈夫」な食品はなく、1日に食べてよい量や種類は、主治医の指示する食事量の範囲内で決めることが基本です。

この記事は一般的な情報をまとめたもので、食品で病気を治したり予防したりできるものではありません。間食をとるかどうか、どのくらい食べるかは、必ず主治医や管理栄養士に相談してください。

糖尿病の方の間食は、どう考えればいい?

糖尿病情報センターの資料では、3食以外に間食をすると体重が増えやすく、血糖コントロールも難しくなるとしたうえで、次のような工夫が紹介されています。

  • 間食の量は主治医と相談して決める
  • 個包装など、食べきりサイズを用意する
  • 少量を味わって、ゆっくり食べる
  • 夕食後は避け、日中に食べる

病状や治療内容によっては、間食を控えるよう指示される場合もあります。特に薬やインスリンを使っている方は、自己判断で食事の内容や量を大きく変えないようにしましょう。

おやつを選ぶときのポイントは?

厚生労働省のe-ヘルスネットでは、糖尿病の食事は「特別な食事」ではなく、適量でバランスのよい健康的な食事が基本とされています。おやつ選びも、この考え方の中で考えるのがおすすめです。

菓子類や甘い飲み物は控えめに

e-ヘルスネットでは、清涼飲料水や菓子類に含まれる糖質は速やかに吸収されて血糖値を急に上げるため、控えめにするよう示されています。

食物繊維をとれる食品を意識する

同じくe-ヘルスネットでは、食物繊維には血糖値の急な上昇を抑える働きがあるとされ、玄米や大麦、野菜、豆類、きのこ、海藻などが例に挙げられています。

栄養成分表示で量を確かめる

市販品を選ぶときは、栄養成分表示の「熱量」と「炭水化物」、そして「100gあたり」か「1食分あたり」かを確認しましょう。

身近な食品の栄養成分はどのくらい?

おやつの候補になりやすい食品を、文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」の値で比べてみます(可食部100gあたり)。

食品エネルギーたんぱく質脂質炭水化物食物繊維総量
アーモンド(乾)609kcal19.6g51.8g20.9g10.1g
ヨーグルト(全脂無糖)56kcal3.6g3.0g4.9g(0)g
鶏卵(全卵・ゆで)134kcal12.5g10.4g0.3g0g
プロセスチーズ313kcal22.7g26.0g1.3g(0)g
いちご(生)31kcal0.9g0.1g8.5g1.4g
うんしゅうみかん(じょうのう・生)49kcal0.7g0.1g12.0g1.0g

※(0)は、文献等により含まれていないと推定される成分で、測定していないものです。

ナッツは少量でもエネルギーが高め

ナッツは炭水化物が比較的少ない一方、脂質が多く、100gあたり600kcalを超えるものもあります。無塩のものを選び、食べる分だけ小皿に取り分けましょう。ナッツやオーツ麦を焼いたグラノーラも同じで、商品によって甘味料やドライフルーツの量が異なるため、栄養成分表示を確かめて量を量ってから食べるのがおすすめです。

ヨーグルトは無糖タイプを

加糖タイプのヨーグルトは、その分糖質が増えます。無糖タイプを選び、ジャムや蜂蜜などのトッピングは控えめにしましょう。

ゆで卵やチーズは炭水化物が少なめ

ゆで卵やチーズは炭水化物が少ない食品です。ただしチーズは脂質や塩分も含むため、個包装のものなどで量を決めて食べましょう。

果物は適量を

e-ヘルスネットでは、乳製品や果物を適量加えるとビタミンやミネラルを補えるとされています。果物にも糖質が含まれるので、1日の量は主治医や管理栄養士と相談して決めましょう。

野菜スティックも選択肢に

ミニトマトやスナップエンドウ、にんじんスティックなどの野菜は、手軽につまめて噛みごたえもあります。

チョコレートやプロテインバーを食べたいときは?

チョコレートは菓子類なので、カカオ分が高いものでも糖質や脂質を含みます。食べるときは80kcal前後など量を決め(糖尿病情報センターの資料より)、日中に楽しみましょう。

プロテインバーやシリアルバーも、商品によって炭水化物やエネルギーが大きく異なります。「低糖質」などの表示だけで選ばず、栄養成分表示で1本あたりの量を確認してください。

まとめ

  • 糖尿病の方の間食は、主治医と相談して量を決めることが基本です
  • 菓子類や甘い飲み物は控えめにし、食べるなら日中に少量を
  • ナッツはエネルギーが高めなので、取り分けて量を守りましょう
  • 市販品は栄養成分表示で熱量と炭水化物を確かめて選びましょう

おやつは毎日の小さな楽しみ。医療スタッフと相談しながら、自分に合った量と食べ方を見つけていきましょう(^^)

参考

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