オーガニックおやつの選び方と楽しみ方【管理栄養士監修】

オーガニックおやつとは、有機JASの基準に沿って作られた原材料を使ったおやつのことです。日本では、有機JASマークのない農産物・畜産物・加工食品に「有機」「オーガニック」と表示することは法律で禁止されているので、選ぶときはまずマークを確かめましょう。この記事では、グラノーラバー・ドライフルーツ・ナッツの3つについて、特徴と食べ方のポイントをご紹介します。
オーガニックおやつとは?

農林水産省は、有機JASマークを「農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本として自然界の力で生産された食品」を表すマークと説明しています。
有機JASマークのない農産物・畜産物・加工食品に「有機」「オーガニック」と表示することは、法律で禁止されています。
「オーガニック」と「無添加」は同じ意味?
同じではありません。「オーガニック」は原材料の作り方の基準です。食品添加物を使っていないという意味ではありません。
また、国が認めている食品添加物は、食品安全委員会の評価を受け、「人の健康を損なうおそれのない場合に限って」使用基準を定めて使用が認められています。消費者庁のガイドラインも、「無添加」などの表示で消費者に誤解を与えないよう事業者に注意を求めています。
おやつを選ぶときは、「オーガニック」や「無添加」という言葉だけで判断しないことが大切です。パッケージ裏の原材料表示と栄養成分表示を見て、好みや目的に合うものを選びましょう。
1. オーガニックグラノーラバー

オーツ麦やナッツ、ドライフルーツを固めたバータイプのおやつです。片手で食べられるので、忙しい日やオフィスでの間食にも便利です。
おうちで作るグラノーラバー
グラノーラは持ち歩くとバラバラになりがち。そんなときは、グラノーラに蜂蜜を絡めて加熱し、冷蔵庫で冷やし固めるだけで、おうちでもグラノーラバーが作れます。少し手間はかかりますが、ぜひ試してみてください。
なお、蜂蜜は1歳未満の赤ちゃんには与えないでください。厚生労働省は、蜂蜜や蜂蜜入りの食品について、乳児ボツリヌス症のリスクがあるとして注意を呼びかけています。
2. オーガニックドライフルーツ

果物を乾燥させたもので、少量でも食べごたえがあります。商品によっては砂糖や油を加えているものもあるので、原材料表示を確認しましょう。
生の果物との違いは?
乾燥で水分が抜けるぶん、食物繊維やミネラルが凝縮されます。一方で、同じ重さあたりのエネルギーも高くなります。
| 100gあたり | ぶどう(生・皮なし) | 干しぶどう |
|---|---|---|
| エネルギー | 58kcal | 324kcal |
| 炭水化物 | 15.7g | 80.3g |
| 食物繊維総量 | 0.5g | 4.1g |
| 鉄 | 0.1mg | 2.3mg |
出典:文部科学省「食品成分データベース」(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年)
小袋や小皿に取り分けて、食べる量を決めておくと安心です。
バータイプも選べます
ドライフルーツやナッツを固めたデーツバーなど、さまざまな商品があります。「ドライフルーツだけだと物足りない」という方に向いています。
たとえば、アリサンの「有機ローバイト カカオ」などがあります。原材料や栄養成分は、購入時にパッケージの表示で確認しましょう。
3. オーガニックナッツ

ナッツは脂質を多く含み、ビタミンEや食物繊維も含む食品です。たとえばアーモンド(乾)は100gあたり、エネルギー609kcal、脂質51.8g、ビタミンE(α-トコフェロール)30.0mg、食物繊維総量10.1gです(食品成分データベース)。
エネルギーが高いので、少量を味わうのがおすすめです。塩や砂糖を加えていないものを選ぶと、素材の味を楽しめます。
そのままだと食べにくいときは?
「ナッツをそのまま食べると口の中がパサパサして苦手」という方は、ナッツ入りのグラノーラや、ナッツ入りの小魚おつまみもおすすめです。小袋入りなら持ち歩きにも便利です。
オーガニックおやつを選ぶメリットは?

原材料の作り方がわかる
有機JASマークは、認証を受けた事業者だけが付けられるマークです。原材料がどのような基準で作られたかを知ったうえで選べます。
楽しみながら食生活を整える
農林水産省の「食事バランスガイド」では、菓子・嗜好飲料を「食生活の中の楽しみ」ととらえ、食事全体の量的なバランスを考えて適度にとるよう示しています。オーガニックかどうかにかかわらず、量とタイミングを決めて楽しみましょう。

環境への配慮を選択に加えられる
有機農業は、化学的に合成された肥料や農薬に頼らないことを基本とした農業です。環境のことも考えて食べ物を選びたい方にとって、ひとつの選択肢になります。

当社商品のご紹介:2960グラノーラ(禄)
ここからは、この記事を作成している株式会社2960の商品のご紹介です。
当社の2960グラノーラ(禄)は、原材料の一部に有機原材料を使ったバラタイプのグラノーラです。
原材料は、有機オートミール、有機アーモンド、有機くるみ、有機マカダミアナッツ、有機カシューナッツ、ヨーロッパ産蜂蜜、有機ココナッツオイル、京都産有機玄米、有機かぼちゃの種、有機クランベリー、有機クコの実、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、VE)です。甘みは主に蜂蜜です(玄米ポンには北海道産てんさい糖を使っています)。目安の1食約30gで132.5kcalです。
蜂蜜を使っているため、1歳未満の赤ちゃんには与えないでください。
まとめ

- 有機JASマークのない農産物・畜産物・加工食品に「有機」「オーガニック」と表示することは法律で禁止されている
- 「オーガニック」は原材料の作り方の基準で、「無添加」とは別の意味
- ドライフルーツやナッツは少量でもエネルギーが高いので、取り分けて楽しむ
- 蜂蜜を使ったおやつは1歳未満の赤ちゃんに与えない
- 迷ったら、パッケージ裏の原材料表示と栄養成分表示をチェック
グラノーラバー、ドライフルーツ、ナッツなど、好みに合うおやつを見つけて、ほっとするおやつ時間を楽しんでくださいね。
参考
- 農林水産省「有機食品の検査認証制度」 https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html
- 厚生労働省「食品添加物」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/index.html
- 消費者庁「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」(令和4年3月30日) https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/assets/food_labeling_cms201_220330_25.pdf
- 厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html
- 文部科学省「食品成分データベース」 https://fooddb.mext.go.jp/
- 農林水産省 実践食育ナビ「『何を』『どれだけ』材料と料理区分」 https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/zissen_navi/balance/division.html





