ベジタリアン政治家の意外な素顔とその影響力

ベジタリアンとして知られる政治家の代表例は、インド独立運動を率いたマハトマ・ガンディー、アメリカ建国の父の一人ベンジャミン・フランクリン、イギリス労働党の元党首ジェレミー・コービンです。3人とも、菜食を選んだきっかけは健康ではなく、約束や読書、若い頃の体験でした。
この記事では、本人の自伝や報道で確かめられることだけを取り上げ、3人の素顔をご紹介します。
ベジタリアン政治家にはどんな人がいる?
まずは3人の概要です。
| 人物 | 国・立場 | 菜食のきっかけ(本人の記述・報道より) |
|---|---|---|
| マハトマ・ガンディー | インド・独立運動の指導者 | 母との誓い。のちに本を読んで「自分の意思で」菜食を選ぶ |
| ベンジャミン・フランクリン | アメリカ・建国の父の一人 | 16歳ごろ、菜食をすすめる本を読んで始める |
| ジェレミー・コービン | イギリス・労働党元党首 | 19歳のとき、ジャマイカの養豚場で働いた体験 |
マハトマ・ガンディーはなぜ菜食を続けたの?

Happa Eikaiwa より引用
ガンディーは留学先のロンドンでも、肉を食べないという母との誓いを守り続けました。友人に「迷信だ」と言われても、「誓いは誓いだ」と譲らなかったと自伝に書いています。
食事には苦労し、空腹のまま過ごす日も多かったそうです。そんな中、ようやく見つけた菜食レストランで、ヘンリー・ソルトの『菜食の訴え(A Plea for Vegetarianism)』を手に取ります。
「誓い」から「自分の選択」へ
この本を読んだガンディーは、「自分の意思でベジタリアンになった」と振り返っています。それまでは約束を守るための菜食でしたが、ここからは自ら選んだ生き方になり、菜食を広めることを自分の使命と考えるようになりました。
ベンジャミン・フランクリンは生涯ベジタリアンだった?

社会起業大学 より引用
いいえ、フランクリンの菜食は若い頃の一時期でした。自伝によると、16歳ごろにトライオンという人物の本を読んで菜食を始めています。
肉を食べない食事は費用が安く、浮いたお金を本代に回せたことも、続けた理由の一つだったようです。
タラの香りで方針転換
その後、ボストンを離れる船旅の途中、焼けたタラのよい香りにひかれます。「魚どうしも食べ合っているのだから、人が魚を食べてもよいだろう」と考え、タラをおいしくいただいたと、本人が率直に書いています。以後の菜食は、ときどき取り入れる程度になりました。
ジェレミー・コービンの菜食歴は?
イギリス労働党の元党首コービンは、50年以上ベジタリアンを続けていると伝えられています。きっかけは19歳のとき、ジャマイカの養豚場でボランティアをした体験だとされています。
その後、ヴィーガンになることも考えていると話したとも報じられています。
ほかにも菜食の政治家はいる?確かめ方の注意点

25ans より引用
インターネット上では、リベリアのエレン・ジョンソン・サーリーフ元大統領など、ほかの政治家も「ベジタリアン」として紹介されることがあります。ただ、本人の発言や信頼できる報道で確かめることができなかったため、この記事では菜食の政治家として紹介することは控えました。
食生活は個人的なことで、噂や又聞きが広まりやすい話題です。誰かの食生活を知りたいときは、次の点を確かめると安心です。
- 本人の自伝、インタビュー、公式な発信に書かれているか
- いつ、どの媒体が伝えたかがはっきりしているか
- 「〜と言われている」だけで、元になった情報がない話ではないか
日本の政治家はどう?

日本でも「あの議員は菜食らしい」という話を見かけることがあります。ですが、本人が公に話したことを確認できないため、この記事では個人名を挙げていません。
一方で日本には、仏教の精進料理のように、植物性の食材を中心にした食文化が昔からあります。菜食は、海外から来た新しい考え方というだけではなく、私たちの暮らしにも身近なものです。
菜食の政治家から見えてくること
3人に共通するのは、菜食を「自分で考えて選んだ食べ方」として語っている点です。ガンディーは誓いと読書から、フランクリンは本との出会いと暮らしの工夫から、コービンは若い頃の体験から、それぞれ食べ方を決めました。
何をどう食べるかは、その人の価値観を映すもの。政治家の食卓をのぞいてみると、肩書きの奥にある人柄が少し見えてきます。
2960グラノーラの原材料について
2960グラノーラは、有機オートミールや有機ナッツ、有機クランベリー・有機クコの実などの植物性素材に、ヨーロッパ産の蜂蜜を合わせて作っています。蜂蜜を使っているため、蜂蜜を食べないヴィーガンの方は、ご購入前に原材料表示をご確認ください。
まとめ
- ベジタリアン政治家の代表例は、ガンディー、フランクリン、コービンの3人
- ガンディーは母との誓いから始め、のちに自分の意思で菜食を選んだ
- フランクリンは16歳ごろに菜食を始めたが、船旅の途中でタラを食べ、以後はときどき取り入れる程度になった
- コービンは19歳のときの体験から、50年以上菜食を続けていると伝えられている
- 本人の発言などで確かめられない「菜食の政治家」の話は、うのみにしないことが大切
参考
- M. K. Gandhi『An Autobiography or The Story of My Experiments with Truth』Part I「My Choice」(mkgandhi.org):https://www.mkgandhi.org/autobio/chap14.php
- Benjamin Franklin『Autobiography of Benjamin Franklin』(Project Gutenberg):https://www.gutenberg.org/files/20203/20203-h/20203-h.htm
- 「Jeremy Corbyn」(Wikipedia英語版。The Independent 2017年9月5日の記事を出典として記載):https://en.wikipedia.org/wiki/Jeremy_Corbyn





